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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利は0.650%に低下

配信日時:2023/09/06 15:26 配信元:MINKABU
 6日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発した。期先物へのロールオーバーに伴う売り持ち高解消目的の買いが入った。7日に予定される30年債入札を巡り、国内生保などからの需要を集めるとの見方が広がったことも、円債相場を支援した。  5日の米国市場では、社債の発行増に伴う債券全体の需給悪化を懸念した売りが膨らみ、長期債相場は下落(金利は上昇)。サウジアラビアの減産延長報道を受け原油相場が上昇し、インフレ懸念が強まったことも、債券売りを促す要因となった。  米債安は円債相場の重荷となったが、前日の10年債入札後に下値の堅さをみせたとあって、売り圧力は限られた。日銀の高田創審議委員が6日、山口県で開いた金融経済懇談会で講演し、予想物価上昇率が持続的に上がっていくかどうかについては、まだ課題が残る、などといった認識を示したと伝わった。円債相場には特段の反応はみられなかった。  先物9月限は前営業日比14銭高の146円87銭で取引を終了。高値引けとなった。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は一時、同0.005%高い0.660%をつけたが、その後は低下に転じ、足もとでは同0.005%低い0.650%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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