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米外為市場サマリー:日米金利差拡大が意識され一時147円80銭まで上昇

配信日時:2023/09/06 08:15 配信元:MINKABU
 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円72銭前後と前日に比べ1円25銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=158円40銭前後と同30銭弱のユーロ高・円安だった。  企業の社債発行増による米国債の需給緩和懸念などを背景に米長期金利が一段と上昇したことで、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが優勢だった。また、この日にサウジアラビアが現行の日量100万バレルの原油の自主減産を12月まで3カ月延長すると表明したことを受け、米原油先物の期近物が昨年11月中旬以来の水準に上昇したことで、インフレ圧力が高まるとの見方から米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測が強まったこともドルを押し上げた。クリーブランド連銀のメスター総裁がインタビューで「米金融当局はさらなる利上げが必要になる可能性がある」と述べたこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時147円80銭と昨年11月上旬以来およそ10カ月ぶりの水準をつけた。    ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0722ドル前後と前日に比べて0.0070ドル強のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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