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午後:債券サマリー 先物は続落、10年債入札結果は弱め

配信日時:2023/09/05 15:38 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。財務省が実施した10年債入札が弱めの結果となったことを受け、午後には146円70銭まで下押す場面があった。  債券先物は売り優勢でスタートした。4日の欧州市場でドイツやフランスの長期金利が上昇したことが国内債に影響。同日の米債券市場はレーバーデーの祝日のため休場だったが、この日の時間外取引で米長期金利が4.2%台に上昇したことも重荷となった。午後に入って10年債入札の結果が明らかになると、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が10銭と前回(8月1日)の8銭から拡大したことを嫌気した売りが流入。日銀による追加の政策修正観測がくすぶっていることが投資家の需要の乏しさにつながったようだ。その後は下げ渋る動きとなったものの、財務省が7日に実施する30年債入札への警戒感などから戻りは限定的だった。  先物9月限の終値は前日比16銭安の146円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%上昇の0.655%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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