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午前:債券サマリー 先物は反落、米債安が重荷 新発10年債は出合いなし

配信日時:2023/09/04 11:24 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前週末1日の米国市場で、長期債相場が下落(金利は上昇)した流れが円債市場に波及した。  1日発表の8月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比18万7000人増と市場予想を上回ったものの、失業率は3.8%と前月から上昇し、強弱観が交錯する結果となった。こうしたなか、米国債券市場では社債の大量発行を控えており、国債を含む債券全体の需給の悪化を警戒した売りが出て、米長期金利に上昇圧力が掛かった。  4日は日銀が定例の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同10年超25年以下」、「同25年超」の4本で、オファー額は前回から据え置かれた。これが円債相場には支援材料となり、先物は朝安後に下げ渋る展開となった。  先物9月限は前営業日比22銭安の146円82銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債は取引がまだ成立していない。 出所:MINKABU PRESS

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