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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は0.625%に低下

配信日時:2023/09/01 15:22 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸した。前日の欧米債高の流れを引き継ぎ、買いが先行した後は、米雇用統計の結果を見極めたいとの心理が働き、膠着感が強まった。  日銀は前日の取引終了後に9月の長期国債買入れ方針を発表。年限ごとのオファー額やオファー回数に変更はなく、需給面での安心感をもたらした。米国市場では米7月個人消費支出(PCE)価格指数が市場予想と一致したものの、伸び率は6月から鈍化した。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を据え置くとの見方が広がるなか、欧米の長期債相場に上昇(金利は下落)圧力が掛かり、円債相場を支援した。  日本時間の今夜に発表される8月の米雇用統計を巡っては、直近の米国の雇用関連指標に弱い内容のものが相次いだとあって、公表後の米金利の低下シナリオが意識されたようだ。売り持ち高を解消する目的の買いが入って、先物は午後に上げ幅を拡大する展開だった。  先物9月限は前営業日比22銭高の147円04銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%低い0.625%に低下した。 出所:MINKABU PRESS

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