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午後:債券サマリー 先物は小反発、重要な米経済指標の発表を控え上値重い

配信日時:2023/08/31 15:49 配信元:MINKABU
 31日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発。前日の米長期債相場が堅調だったことを手掛かりに買いが先行したものの、重要な米経済指標の発表を控えて上値は重かった。  30日に米民間雇用サービスADPが発表した8月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数が前月比17万7000人(市場予想は19万5000人程度)にとどまったことを受け、同日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が一段と後退。米商務省が発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)改定値が前期比年率2.1%増と速報値の2.4%増から下方修正されたこともあり、米長期金利は小幅ながら低下した。この地合いを引き継ぐかたちで債券先物は朝方に一時146円88銭まで上伸したが、今晩発表の米7月個人消費支出や米新規失業保険申請件数(前週分)、あす9月1日に発表される米8月雇用統計を控えて追随買いは広がらず。この日は財務省の国債入札や日銀による定例の国債買いオペがなく、需給面での材料が乏しいこともあって様子見ムードが強かった。  先物9月限の終値は前日比3銭高の146円82銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.645%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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