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午後:債券サマリー 先物は反落、持ち高調整の売りで長期金利0.650%に上昇

配信日時:2023/08/30 15:15 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前日の米国市場で長期債相場は上昇(金利は低下)したものの、外部環境を受けた円債買いの姿勢は限られた。国内金利の先高観がくすぶるなか、ポジション調整目的の売りに押される展開となった。  米国市場では7月の米雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が市場予想を大幅に下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化観測が広がった。日銀は30日に、定例の5本の国債買い入れオペを実施。一部の年限でオファー額が減額されるとの観測があったが、結果的にオファー額は全て前回と同額となり、円債相場の下支え要因となった。  買い入れ結果は「残存期間5年超10年以下」と「同10年超25年以下」、「同25年超」の長期・超長期ゾーンで応札倍率が1倍台となり、債券を売り急ぐ姿勢はみられなかった。需給面での安心感が広がった一方で見送りムードも強く、後場は小動きとなった。  先物9月限は前営業日比13銭安の146円79銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.010%高い0.650%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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