みんかぶニュース 為替・FX

午前:債券サマリー 先物は反落、株高が重荷 長期金利0.645%に上昇

配信日時:2023/08/30 11:15 配信元:MINKABU
 30日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。日米の主要株価指数が水準を切り上げるなか、安全資産と位置付けられる国債に対しては利益確定目的の売りが膨らんだ。  前日の米国市場では7月の米雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が市場予想を大幅に下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化観測を弱める内容となり、長期債相場に上昇(金利に低下)圧力が掛かった。一方、株価上昇を受けて投資家のリスク許容度が幾分上向いた。  日銀は30日、「残存期間3年超5年以下」と「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」、「同25年超」と「物価連動債」を対象とする定例の国債買い入れオペを通告した。オファー額は5本とも前回から据え置かれた。一部の年限で減額観測があり、朝方は先物に売り圧力が掛かったが、通告後は持ち直しの展開となった。  先物9月限は前営業日比10銭安の146円82銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは同0.005%高い0.645%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ