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午後:債券サマリー 先物は3日ぶり反発、長期金利0.640%に低下

配信日時:2023/08/29 15:55 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月9月限は3営業日ぶりに反発。米長期金利の上昇基調にいったん歯止めがかかっていることを手掛かりに寄り付きから堅調な展開だった。  債券先物は堅調にスタートした。市場の関心を集めた25日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を通過したことが買い安心感につながり、28日の米長期債相場が上昇(金利は低下)したことが支援材料。この日の時間外取引でも米長期金利が低下し、国内債には断続的に買いが入った。ただ、今晩の米7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数や米8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)をはじめ、今週は重要な米経済指標の発表が相次ぐことから様子見ムードが広がりやすく、一段と上値を追うような買いは広がらず。きょう財務省が実施した2年債入札の結果が弱めだったことも重荷となり、午後には146円80銭台前半に伸び悩む場面があった。なお、2年債の入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭7厘と前回(7月27日)の6厘から拡大し、応札倍率は3.21倍と前回の3.95倍を下回った。  先物9月限の終値は前日比24銭高の146円92銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%低下の0.640%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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