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午後:債券サマリー 先物は小幅続落、午後は一時プラス圏に浮上する場面も

配信日時:2023/08/28 15:39 配信元:MINKABU
 28日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅続落。米金利の先高観から売りが先行したものの一段と下値を売り込む動きにはならず、午後にはプラス圏に浮上する場面があった。  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が25日の国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での講演で、一段の金融引き締めを実施すべきかどうかの決定は慎重に進めるとしながらも、「FRBは依然としてインフレが目標の2%に回帰するために政策金利が十分に高いとは結論付けていない」と強調。「適切であれば、更なる利上げを実施する用意がある」と述べたことで、米金融引き締めの長期化が意識された。ただ、FRB議長のタカ派的な発言は織り込み済みとの見方が多く、債券先物は朝方に一時146円57銭まで軟化したあとは下げ渋り。前週末の米長期債相場が横ばいで引けたことも下支えになっている様子だった。午後に入ると、時間外取引で米長期金利が低下したことを手掛かりとした買いが流入し、先物は146円71銭に強含む場面があった。  先物9月限の終値は前週末比1銭安の146円68銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%上昇の0.660%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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