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午後:債券サマリー 先物は反落、欧米債安が波及 長期金利0.655%に上昇

配信日時:2023/08/25 15:29 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。前日の欧米市場で長期債相場が下落(金利は上昇)した流れが円債相場に波及した。  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が日本時間今夜、国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演をする予定。タカ派的なスタンスが示されると想定する向きは多く、前日の欧米の債券市場では売り圧力が強まった。米国の週間新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことも、米景気の底堅さとFRBによる利上げ長期化の可能性を意識させる要因となった。  国内では総務省が8月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)を発表。生鮮食品を除くコアCPIは前年同月比2.8%上昇と伸び率は7月(3.0%)から縮小したものの、市場の反応は限られた。ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言内容を見決めたいとのムードは強く、積極的な売買は手控えられた。  先物9月限は前営業日比10銭安の146円69銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.010%高い0.655%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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