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午後:債券サマリー 先物は小反発、需給の緩みが意識され一時下げに転じる

配信日時:2023/08/23 15:44 配信元:MINKABU
 23日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発。米金利の上昇一服を手掛かりにした買いは続かず、午後に入ると需給の緩みが意識され下げに転じる場面があった。  22日の米長期債相場は持ち高調整の動きなどから小幅に反発(金利は低下)した。この日の時間外取引でも米長期金利は低下し、これが支援材料となるかたちで債券先物は朝方に146円54銭まで上伸する場面があった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長引くとの見方は依然として残っており、上値を積極的に追う動きは広がらず。また、日銀が午前10時過ぎに通知した定例の国債買いオペで買い入れ額が前回から据え置かれ、国内金利の上昇を抑制する姿勢が示されなかったことも上値の重さにつながった。午後に入ると、「残存期間3年超5年以下」と「同10年超25年以下」が売り圧力の強い結果となったことを嫌気した売りが流入し、先物は一時146円34銭まで軟化した。その後は持ち直したものの、25日に予定されるパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演を控えて買いは入りにくかった。  先物9月限の終値は前日比2銭高の146円42銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.675%と14年1月以来の高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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