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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利0.665%に上昇

配信日時:2023/08/22 16:05 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長引くとの見方が依然として根強く、米金利の先高観を背景とした売りが優勢だった。  前日に米長期金利が一時4.35%と2007年11月以来の高水準をつけたことが国内債に影響した。24~26日に開催される国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を控えるなか、25日に予定されるパウエルFRB議長の講演がタカ派的な内容になることへの警戒感が債券売りにつながっている様子。この日の時間外取引でも米長期金利が上昇基調を維持していたことが重荷となった。午後には日銀の植田和男総裁と岸田文雄首相が会談するとの報道をきっかけに政策修正の思惑などから債券先物が146円29銭まで下押す場面があったものの、定期的な情報交換の一環で為替議論などは特になかったことが明らかになると下げ渋った。なお、きょうは財務省による流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)が実施され、応札倍率は3.60倍と前回(7月21日)の4.24倍を下回ったが、市場では無難な結果と受け止める向きが多かったようだ。  先物9月限の終値は前日比6銭安の146円40銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.665%と14年1月以来の高水準で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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