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午後:債券サマリー 先物は大幅反発、前日急落の反動 長期金利は0.625%に低下

配信日時:2023/08/18 15:19 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅反発した。前日の20年債入札の結果が不調と受け止められて急落した反動で、値ごろ感を意識した買いが入った。米長期金利が時間外取引で低下したことも、円債相場の支援材料となった。  17日の米国市場は堅調な経済指標が相次ぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化観測が広がった。米長期金利は一時4.3%台に乗せたものの、上昇基調は一服した。時間外取引で米長期金利は4.3%を下回る水準で低下を続けており、日本の国債利回りに低下(価格は上昇)圧力が掛かった。  中国景気の先行き懸念は強く、18日の日経平均株価は一時300円を超す下げとなった。中国の上海総合指数も軟調な展開となるなかで、安全資産と位置付けられる国債需要が拡大したことも、債券相場の上昇(金利は低下)に寄与した。同日に総務省が発表した7月の全国消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除くコアCPIは前年同月比3.1%の上昇となり、市場予想と一致した。円債相場への影響は限られた。  先物9月限は前営業日比32銭高の146円66銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは同0.025%低い0.625%に低下した。 出所:MINKABU PRESS

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