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午後:債券サマリー 先物は小反発、日銀オペ結果支え 長期金利は横ばいの0.625%

配信日時:2023/08/16 15:23 配信元:MINKABU
 16日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発した。日銀が実施した定例の国債買い入れオペでオファー額が据え置かれ、需給面の安心感をもたらした。買い入れ結果は一定の債券保有ニーズを示唆する形となり、米国債安を受けた売りをこなしながら先物は切り返した。  この日は「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」の4本の国債買い入れオペが通告され、応札倍率は「同1年以下」を除き低下した。中国景気の先行き警戒感が強まるなか、日経平均株価が大幅安となるなど、投資家のリスク許容度が下向き、円債市場に資金が流入する要因となった。  朝方は先物には下落圧力が掛かった。前日の米国市場では7月の小売売上高が市場予想を上回る伸びとなり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化観測を広げる方向に作用した。社債発行増を背景とする債券需給面の懸念もくすぶり、米長期債相場は下落(金利は上昇)。米長期金利は一時4.27%台に上昇した。  先物9月物は前営業日比3銭高の146円63銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは一時、同0.005%高い0.630%をつけたが、その後は上昇が一服。足もとでは同横ばいの0.625%で推移する。 出所:MINKABU PRESS

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