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午後:債券サマリー 先物は続落、長期金利は一時0.620%に上昇

配信日時:2023/08/14 15:33 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。前週末の米長期債相場が続落(金利は上昇)したことが影響し、朝方には146円50銭まで下押す場面があった。  米インフレ圧力の根強さが再び意識されている。10日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が前年同月比3.2%と前月の3.0%から加速したほか、11日に発表された7月の米卸売物価指数(PPI)の上昇率も前年同月比0.8%と13カ月ぶりにプラス幅が拡大。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が意識されるなか、日本が祝日だった11日にかけて米長期金利が上昇したことが国内債に売りを促した。朝方の売りが一巡したあとは下げ渋る動きとなったが、米金利の先高観から押し目買いは限定的。この日は財務省の国債入札や日銀の国債買いオペがなく需給面での材料に欠けることに加え、夏季休暇シーズンで市場参加者が減少し市場エネルギーが乏しいことも戻りの鈍さにつながった。  先物9月限の終値は10日に比べて33銭安の146円62銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.620%に上昇。午後3時時点では10日に比べ0.030%上昇の0.615%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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