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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.585%に上昇

配信日時:2023/08/10 15:32 配信元:MINKABU
 10日の債券市場で、先物中心限月9月限は5営業日ぶりに反落。重要な米経済指標の発表や日本の3連休を控えるなか、朝方から持ち高調整の売りが優勢だった。  9日の米長期債相場は小幅に続伸(金利は低下)したが、米長期金利は4.0%台の高い水準を維持しているとあって東京市場の債券相場を押し上げる材料には至らなかった。また、今晩に発表される7月の米消費者物価指数(CPI)や前週分の米新規失業保険申請件数を見極めたいとする向きが多く、積極的な買い手は見当たらず。市場では予想よりも強い内容となれば、米連邦準備理事会(FRB)による更なる利上げ観測が高まりやすいことが警戒されているといった様子だった。財務省の国債入札や日銀の国債買いオペといった需給面での材料にも乏しいなか、朝安の日経平均株価が切り返したことが重荷となるかたちで、債券先物は一時146円86銭まで軟化。引けにかけては買い戻しの動きなどがみられたものの戻りは限定的だった。  先物9月限の終値は前日比22銭安の146円95銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.585%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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