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東京株式(大引け)=172円安、SQ前でポジション調整の売りが優勢

配信日時:2023/08/09 15:53 配信元:MINKABU
 9日の東京株式市場は前日の欧米株安を受けリスク回避の売りが優勢となった。日経平均は3万2000円台前半で軟調展開を強いられた。  大引けの日経平均株価は前営業日比172円96銭安の3万2204円33銭と4日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は15億9355万株、売買代金概算は3兆8471億万円。値上がり銘柄数は763、対して値下がり銘柄数は1004、変わらずは68銘柄だった。  きょうの東京市場は、オプションSQ算出日をあすに控え様子見姿勢の強い地合いとなった。前日の欧州株市場ではドイツやフランス、英国といった主要国の株価が総じて下げたほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに反落したことで市場のセンチメントが冷やされた。個別株は決算発表を絡めて日経平均寄与度の大きい値がさ株が売られ、全体相場を押し下げる格好に。あす10日に米国で7月のCPI発表が予定されるほか、東京市場は今週末11日が「山の日」で休場ということもあって、ポジション調整の売りがかさんだ。ただ、半導体関連など押し目買い需要も旺盛で、日経平均は朝安後に下げ渋り、前場は小幅ながら上昇に転じる場面もあった。売買代金は3兆8000億円と4兆円にはとどかなかったものの高水準だった。  個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が下落、ダイキン工業<6367.T>は大幅安に売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクの下げも目立つ。ブリヂストン<5108.T>、川崎重工業<7012.T>が安く、キリンホールディングス<2503.T>も下値を探った。三菱製鋼<5632.T>、BEENOS<3328.T>が急落、ダイフク<6383.T>、ニコン<7731.T>なども大きく値を下げた。NTTデータグループ<9613.T>も安い。  半面、売買代金トップのレーザーテック<6920.T>が上昇、アドバンテスト<6857.T>、ソシオネクスト<6526.T>など半導体関連は高い銘柄が多い。三菱重工業<7011.T>の上げ足が目立つほか、資生堂<4911.T>も上値を指向した。アシックス<7936.T>が商いを伴い大幅高となったほか、ミズノ<8022.T>は値幅制限いっぱいに買われ値上がり率トップとなった。大阪ソーダ<4046.T>もストップ高人気。レオパレス21<8848.T>が値を飛ばし、シュッピン<3179.T>も大きく上値を伸ばした。 出所:MINKABU PRESS

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