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午前:債券サマリー 先物は続伸、欧米債高波及し長期金利は0.580%に低下

配信日時:2023/08/09 11:24 配信元:MINKABU
 9日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸した。欧米市場で長期債相場が上昇(金利は低下)した流れが波及した。日銀が通告した定例の国債買い入れオペで、オファー額が据え置かれたことも支援材料となった。  イタリア政府が銀行への課税強化策を決定し、8日の欧州市場で同国の銀行株が急落した。中国景気の減速懸念に加え、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが米国の一部地方銀行を格下げしたことも相まって、投資家のリスク許容度が低下。安全資産と位置付けられる国債の保有ニーズが高まり、欧米の長期金利に低下圧力が掛かった。  日銀は9日、「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」の4本の国債買い入れオペを通告した。オファー額はいずれも前回と変更はなかった。  先物9月限は前営業日比25銭高の146円97銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.025%低下の0.580%をつけ、0.600%を下回った。 出所:MINKABU PRESS

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