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午後:債券サマリー 先物は続伸、30年債入札は強い結果に

配信日時:2023/08/08 15:38 配信元:MINKABU
 8日の債券市場で、先物中心限月9月限は3日続伸。この日に財務省が実施した30年債入札が強い結果となったことを受けてプラス圏に浮上した。  債券先物は売り優勢でスタートした。米連邦準備理事会(FRB)理事のタカ派的な発言を背景に、7日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが影響。また、日経平均株価が続伸して始まったことも安全資産とされる債券への売りにつながり、午前には146円39銭まで下押す場面があった。ただ、午後に入ると30年債入札の結果を好感した買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が4銭と前回(7月6日)の35銭から縮小し、応札倍率が3.50倍と前回の3.03倍を上回ったことで、需給不安が後退するなか午後2時50分過ぎには一時146円81銭まで上伸した。とはいえ、FRBの金融政策を左右する7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから一段と上値を追う動きは限られた。  先物9月限の終値は前日比12銭高の146円72銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.605%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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