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午後:債券サマリー 先物は反発、10年債入札の結果を受け売られる場面も

配信日時:2023/08/01 15:40 配信元:MINKABU
 1日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。この日に実施された10年債入札の結果を受けて売られる場面があったものの、下値では押し目買いが入り切り返した。  日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用柔軟化を決めてから初めてとなる10年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が8銭と前回(7月4日)の2銭から拡大し、応札倍率は3.64倍と前回の4.02倍を下回った。これを受けて市場では需給の緩みが意識され、債券先物は一時146円72銭まで軟化。現物債市場では新発10年債の利回りが、前日と同じ0.600%をつける場面があった。ただ、大崩れしたわけではないことから、売り一巡後は入札を通過した安心感から買いが流入。YCCの柔軟化で大きく下落していた反動もあり、先物は午後2時10分ごろに一時147円09銭まで上昇した。  先物9月限の終値は前日比25銭高の147円05銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.005%低下の0.595%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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