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午前:債券サマリー 先物は大幅続落、YCC柔軟化が尾を引く

配信日時:2023/07/31 11:48 配信元:MINKABU
 31日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅続落。日銀が28日まで開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用柔軟化を決めたことが尾を引いた。  植田和男総裁は28日夕の記者会見で「YCC運用の柔軟化は、金融政策の正常化に向けた措置ではない」との見解を示したが、市場では大規模緩和策からの出口戦略の一環と受け止める向きが少なくないもよう。日銀が長期国債を無制限に買い入れる連続指し値オペ(公開市場操作)で指定する利回りを0.5%から1%に引き上げたことを受け、市場参加者の間では一定程度の金利上昇が容認される公算が大きいとの見方が多かった。ただ、日銀が「残存期間5年超10年以下」を対象とする国債買いオペを臨時で通知したことをきっかけに、債券先物はやや下げ渋る動きとなった。  午前11時の先物9月限の終値は、前週末比53銭安の146円85銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、一時0.605%に上昇したあと0.590%(前週末比0.050%上昇)で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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