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米外為市場サマリー:米経済のソフトランディング期待で141円10銭台に上昇

配信日時:2023/07/31 07:54 配信元:MINKABU
 28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=141円16銭前後と前日に比べ1円70銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=155円42銭前後と同2円30銭程度のユーロ高・円安だった。  日銀は28日に開いた金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用を柔軟化することを決めたが、植田和男総裁が記者会見で金融政策の正常化に向けた措置ではないとの見解を示したことで、海外市場では円を売り直す動きが広がった。また、この日に米商務省が発表した6月の個人消費支出(PCE)物価指数の上昇率が前年同月比で3.0%と5月の3.8%から鈍化し、米国の高インフレが落ち着きつつあることから米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が高まったこともリスク選好的なドル買い・円売りにつながり、ドル円相場は一時141円18銭まで上伸した。一方、ドイツ連邦統計局が発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比ゼロ%とマイナス成長を回避したことなどを手掛かりに、ユーロを買う動きが目立った。    ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1016ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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