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【↓】日経平均 大引け| 小幅反落、朝高も決算の本格化控え様子見 (7月25日)
配信日時:2023/07/25 18:28
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 32705.39
高値 32715.56(09:00)
安値 32509.94(12:52)
大引け 32682.51(前日比 -18.43 、 -0.06% )
売買高 14億4079万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆0877億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅反落、後場は下げ渋る展開に
2.米株市場はNYダウ11連騰もリスクオン引き継げず
3.日銀決定会合や4~6月期決算の本格化控え様子見
4.中国の政策期待を背景としたアジア株高は追い風
5.取引終盤は一貫して戻り足に、大引けは後場の高値
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比183ドル高と11日続伸した。堅調な米企業業績に対する期待から買いが優勢となった。
東京市場では、朝方日経平均株価が高く始まったものの、その後は売り優勢でマイナス圏で推移した。ただ、後場は一貫して下げ渋る展開となった。
25日の東京市場は、寄り付きは日経平均が若干高くスタートしたが、すぐに売り圧力が顕在化し下値模索の展開に変わった。前日の米国株市場ではNYダウが11日続伸と記録的な連騰をみせ、外国為替市場でも円安方向に振れたことで、東京市場でも株高の条件は揃っていたが、今週末の日銀金融政策決定会合の結果や4~6月期の企業決算本格化を前に利益確定の売りが優勢となった。ただ、下値では押し目買い需要も旺盛だった。後場後半は先物を絡め一貫して戻り足となり、大引けはプラス圏には届かなかったものの後場の高値で引け、下落率は0.1%未満にとどまった。中国政府による経済対策への期待感から、中国・上海株や香港株などアジア株が総じて高く、市場のセンチメントが改善した。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の6割近くを占めている。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が高かったほか、アドバンテスト<6857>もプラス圏で引けた。ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>なども買われた。川崎汽船<9107>が上昇、INPEX<1605>も堅調。ウェルビー<6556>が値上がり率トップとなったほか、三菱自動車工業<7211>、日産自動車<7201>など自動車株の上昇が目立つ。ダブル・スコープ<6619>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>なども人気を集めた。
半面、東京エレクトロン<8035>が冴えず、ニデック<6594>が売られた。ファーストリテイリング<9983>が軟調、SOMPOホールディングス<8630>も下落した。任天堂<7974>が値を下げ、キーエンス<6861>も売りに押された。インソース<6200>が急落、東名<4439>、じげん<3679>なども大幅安。ラクスル<4384>の下げも目立つ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、アドテスト <6857>、オリンパス <7733>、安川電 <6506>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、KDDI <9433>、東エレク <8035>、中外薬 <4519>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約87円。うち45円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)非鉄金属、(3)石油石炭製品、(4)証券商品先物、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)保険業、(3)その他製品、(4)医薬品、(5)サービス業。
■個別材料株
△fonfun <2323> [東証S]
M&A戦略の新方針を材料視。
△日創プロニ <3440> [東証S]
業績回復色鮮明でPBR0.5倍は超割安圏。
△LeTech <3497> [東証G]
今期業績予想の大幅増額と高水準の復配でサプライズ。
△Jエスコム <3779> [東証S]
子会社が第2号ファンドを組成へ。
△川岸工 <5921> [東証S]
23年9月期業績及び配当予想を上方修正。
△弁護士COM <6027> [東証G]
栃木県足利市が「クラウドサイン」を採用。
△コジマ <7513> [東証P]
株主優待の拡充を発表。
△イーディーピー <7794> [東証G]
中東向け種結晶及び欧州向け基板の輸出許可を取得。
△Genky <9267> [東証P]
今期経常は連続最高益の計画で評価集める。
△両毛システム <9691> [東証S]
第1四半期営業利益は2.5倍で上期計画に対する進捗率68%。
▼エルテス <3967> [東証G]
新株予約権発行発表で希薄化を警戒。
▼小野測器 <6858> [東証S]
23年12月期業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ウェルビー <6556>、(2)三菱自 <7211>、(3)インフォMT <2492>、(4)WSCOPE <6619>、(5)日産自 <7201>、(6)ソシオネクス <6526>、(7)サックスバー <9990>、(8)大阪チタ <5726>、(9)IDOM <7599>、(10)邦チタ <5727>。
値下がり率上位10傑は(1)インソース <6200>、(2)東名 <4439>、(3)じげん <3679>、(4)メドレー <4480>、(5)ラクスル <4384>、(6)日本高純度 <4973>、(7)メック <4971>、(8)ウイングアク <4432>、(9)GMO-PG <3769>、(10)DDグループ <3073>。
【大引け】
日経平均は前日比18.43円(0.06%)安の3万2682.51円。TOPIXは前日比4.20(0.18%)高の2285.38。出来高は概算で14億4079万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1075、値下がり銘柄数は685となった。東証マザーズ指数は768.05ポイント(2.16ポイント安)。
[2023年7月25日]
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