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東京株式(大引け)=18円安、中国の経済対策期待で後場下げ渋る展開に
配信日時:2023/07/25 15:48
配信元:MINKABU
25日の東京株式市場は、朝方日経平均株価が高く始まったものの、その後は売り優勢でマイナス圏で推移した。ただ、後場は一貫して下げ渋る展開となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比18円43銭安の3万2682円51銭と小幅反落。プライム市場の売買高概算は14億4079万株、売買代金概算は3兆877億円。値上がり銘柄数は1075、対して値下がり銘柄数は685、変わらずは75銘柄だった。
きょうの東京市場は、寄り付きは日経平均が若干高くスタートしたが、すぐに売り圧力が顕在化し下値模索の展開に変わった。前日の米国株市場ではNYダウが11日続伸と記録的な連騰をみせ、外国為替市場でも円安方向に振れたことで、東京市場でも株高の条件は揃っていたが、今週末の日銀金融政策決定会合の結果や4~6月期の企業決算本格化を前に利益確定の売りが優勢となった。ただ、下値では押し目買い需要も旺盛だった。後場後半は先物を絡め一貫して戻り足となり、大引けはプラス圏には届かなかったものの後場の高値で引け、下落率は0.1%未満にとどまった。中国政府による経済対策への期待感から、中国・上海株や香港株などアジア株が総じて高く、市場のセンチメントが改善した。値上がり銘柄数は全体の6割近くを占めている。
個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>が高かったほか、アドバンテスト<6857.T>もプラス圏で引けた。ソシオネクスト<6526.T>、ディスコ<6146.T>なども買われた。川崎汽船<9107.T>が上昇、INPEX<1605.T>も堅調。ウェルビー<6556.T>が値上がり率トップとなったほか、三菱自動車工業<7211.T>、日産自動車<7201.T>など自動車株の上昇が目立つ。ダブル・スコープ<6619.T>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>なども人気を集めた。
半面、東京エレクトロン<8035.T>が冴えず、ニデック<6594.T>が売られた。ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、SOMPOホールディングス<8630.T>も下落した。任天堂<7974.T>が値を下げ、キーエンス<6861.T>も売りに押された。インソース<6200.T>が急落、東名<4439.T>、じげん<3679.T>なども大幅安。ラクスル<4384.T>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS
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