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午後:債券サマリー 先物は小反落、重要イベントを控え方向感欠く

配信日時:2023/07/25 15:30 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反落。25~26日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控え、積極的には動きにくく方向感は定まらなかった。  前日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことを受け、債券先物は軟調にスタートした。24日に米S&Pグローバルが発表した7月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合が前月比1.2ポイント低下の52.0と5カ月ぶりの低水準にとどまった半面、製造業PMI速報値は同2.7ポイント上昇の49.0となり、米景気の底堅さを意識した米金利の上昇が国内債への売りを誘った。ただ、今週はFOMCをはじめ27日の欧州中央銀行(ECB)理事会、27~28日の日銀金融政策決定会合と中銀イベントが相次ぎ、模様眺めムードが広がりやすいとあって下値は限定的。朝方の売りが一巡したあとは一時148円24銭とプラス圏に浮上する場面があった。とはいえ、持ち高を一方向に傾ける動きは限られ買いは続かなかった。なお、きょうは財務省が40年債入札を実施し、応札倍率は2.54倍と前回(5月25日)の2.38倍を上回ったが相場の反応は乏しかった。  先物9月限の終値は前日比3銭安の148円19銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.455%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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