みんかぶニュース 市況・概況
来週の株式相場に向けて=日銀決定会合とFOMC、日米決算を意識
配信日時:2023/07/21 17:47
配信元:MINKABU
21日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比186円安と続落。台湾の大手半導体メーカー、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が今期の予想売上高を下方修正したことが嫌気され、東京エレクトロン<8035.T>やレーザーテック<6920.T>など半導体関連株が軒並み安となった。だた、TOPIXは反発しており、相場はバリュー株優位の状況にある。
来週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合が開催されるほか、日米の決算も本格化するなど注目イベントが目白押しで、今後のトレンドを大きく左右する可能性がある。
まず、来週は日米欧の金融政策が集中する「中銀ウィーク」となる。FOMCは25~26日、欧州中央銀行(ECB)理事会は27日、日銀金融政策決定会合は27~28日に開催される。FOMCは0.25%の利上げで打ち止めとなるかが焦点で、ECB理事会も0.25%利上げが予想されている。
足もとで一番の不透明感が漂うのは日銀の動向だ。長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の修正があるが焦点だが、それでも「現状維持が有力では」(アナリスト)との見方が少なくない。きょうの早朝に発表された6月全国消費者物価指数(CPI)は、ほぼ予想の範囲内であり、植田日銀総裁の発言には金融政策の修正に慎重姿勢がみられる。このため、日銀決定会合で現状維持が打ち出された場合、円安と株高が進むかどうかが注目されている。逆に「YCCの修正が発表された場合、サプライズで一気に円高が進む可能性もある」(同)との声も出ている。
日本と米国の決算発表も要注目だ。特に、ビッグテックのマイクロソフト<MSFT>とアルファベット<GOOG>は25日、メタ・プラットフォームズ<META>は26日に決算を予定している。日本では26日にアドバンテスト<6857.T>と日産自動車<7201.T>、27日に信越化学工業<4063.T>、28日に日立製作所<6501.T>などが決算発表を行う。
経済指標では27日に米4~6月期GDP、28日に米6月PCEデフレーター、同日に7月東京都区部消費者物価指数(CPI)が発表される。更に、24日にトライト<9164.T>、25日にフラー<5583.T>、26日にテクニスコ<2962.T>など6社のIPO(新規株式公開)が予定されている。来週の日経平均株価の予想レンジは3万1700~3万2900円前後。(岡里英幸)
出所:MINKABU PRESS
Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況
