寄り付き概況

日経平均は318円高でスタート、三菱重やソフトバンクGなどが上昇

配信日時:2023/07/19 09:40 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32812.36;+318.47TOPIX;2272.61;+20.33


[寄り付き概況]

 19日の日経平均は318.47円高の32812.36円と続伸して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は366.58ドル高の34951.93ドル、ナスダックは108.69ポイント高の14353.64で取引を終了した。6月小売売上高が予想を下回り景気減速懸念で売りが先行。ただ、良好な決算を材料に主要銀行・金融セクターの上昇が全体指数を押し上げ、相場はプラス圏に回復。さらに、予想を上回ったコア小売売上高で需要の強さを確認し一段高となった。金利の低下でハイテクも買われ、終盤にかけて上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。また、外為市場で1ドル=138円90銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。
さらに、今週から米企業、来週からは国内企業の4-6月期決算発表が本格化することから、好業績への期待感が高まりやすく、株価の下支え要因となった。一方、中国景気の減速が懸念される中、昨日の香港ハンセン指数が2%を超す下げとなったこともあり、今日以降の中国株の動きを確認したいとして、積極的な買いを手控える向きがあった。また、日経平均は25日移動平均線以下での推移が続いており、25日線が上値抵抗線として意識されているとの指摘もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では全業種が値上がり。海運業、卸売業、輸送用機器、空運業、精密機器などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、三菱重<7011>、川崎重<7012>、日産自<7201>、ソフトバンクG<9984>、川崎船<9107>、商船三井<
9104>、郵船<9101>、メルカリ<4385>、SHIFT<3697>、三井物<8031>、丸紅<8002>、伊藤忠<8001>、三菱商<8058>、りそなHD<8308>、日立<6501>、トヨタ<7203>、コマツ<6301>、ルネサス<6723>、ダイキン<6367>などが上昇。他方、シマノ<7309>、楽天グループ<4755>、JSR<4185>、ローム<6963>などが下落している。

<CS>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ