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午後:債券サマリー 先物は小反発、長期金利0.475%で横ばい

配信日時:2023/07/18 16:01 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月9月限は小反発。前日の米債券高を受けた買いは朝方で一巡し、その後は手掛かり材料難から方向感なく推移した。  17日に中国国家統計局が発表した23年4~6月期の国内総生産(GDP)が市場予想を下回ったことで、同日の米長期債相場は世界景気の減速を意識した買いで反発(金利は低下)し、この流れが東京市場に波及。債券先物は前週末14日に一時147円13銭まで売られた反動もあり、午前9時20分ごろには147円46銭まで上伸する場面があった。ただ、前週に日銀が27~28日に開く金融政策決定会合とあわせて公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で物価見通しを上方修正する見込みだと相次いで報じられ、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の見直しに動くとの思惑がくすぶっていることから追随買いは広がらず。この日は財務省による国債入札や日銀の定例の国債買いオペなど需給面での取引材料に乏しかったほか、今晩に6月の米小売売上高や米鉱工業生産の発表を控えていることも動きにくさにつながった。なお、あす19日は流動性供給入札(対象:残存期間1年超5年以下)が実施される予定となっている。  先物9月限の終値は前週末14日に比べて3銭高の147円36銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは14日と同じ0.475%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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