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午前:債券サマリー 先物は大幅反落、日銀政策修正の思惑で長期金利は一時0.485%に上昇

配信日時:2023/07/14 11:15 配信元:MINKABU
 14日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅反落した。日銀が27~28日の金融政策決定会合で、2023年度の物価上昇率を2%台に引き上げる公算が大きいと報じられた。長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)をはじめとする金融政策の修正と国内金利の上昇(債券価格の低下)シナリオへの思惑を強める格好となり、先物に売り圧力が掛かった。  前引けにかけては押し目買いが入り下げ渋った。この日、日銀は4本の定例の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同25年超」。オファー額はいずれも前回と同額となり、需給面での安心感をもたらした。  先物9月限は前営業日比27銭安の147円33銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%高い0.480%で推移。一時0.485%に上昇し、YCCにおける長期金利の変動許容幅の上限である「0.5%程度」の水準に接近した。 出所:MINKABU PRESS

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