みんかぶニュース 為替・FX

米外為市場サマリー:米PPIの下振れを受け一時137円90銭台に軟化

配信日時:2023/07/14 08:13 配信元:MINKABU
 13日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=138円05銭前後と前日に比べ45銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=154円99銭前後と同85銭程度のユーロ高・円安だった。    この日に米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が23万7000件と市場予想(25万件)を下回り、労働市場の強さが示されたことを受けてドル円相場は138円95銭まで上昇する場面があった。ただ、同省が発表した6月の卸売物価指数(PPI)の上昇率が前年同月比で0.1%と市場予想(0.4%)を下回り、約3年ぶりの低い伸びにとどまったことからドルは失速。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ長期化観測が一段と後退したほか、日銀が今月下旬に開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の見直しに動くとの思惑がくすぶっていることもあり、一時137円92銭と約1カ月半ぶりのドル安・円高水準をつけた。一方、欧米金利差の縮小が意識されるなか、ユーロが対ドルで買われ、その流れが対円にも波及した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1226ドル前後と前日に比べて0.0100ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ