【投資部門別売買動向】証券会社の自己売買と投信が売り越す一方、個人と海外勢は買い越す (6月第4週)

●証券会社の自己売買と投信が売り越す一方、個人と海外勢は買い越す 　東証が13日に発表した7月第1週(3日～7日)の投資部門別売買動向(現物)によると、半導体関連株が売られたほか、米株安で軟調な展開となり、日経平均株価が前週末比800円安の3万2388円と2週ぶりに大幅下落したこの週は、証券会社の自己売買は2週連続で売り越した。売越額は3163億円と前週の2221億円から拡大した。投資信託は2週ぶりに売り越し、売越額は1943億円だった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行は15週連続で売り越し、売越額386億円と前週の1331億円から縮小した。 　一方、個人投資家は2週ぶりに買い越し、買越額は3687億円だった。前週は1027億円の売り越し。海外投資家は2週連続で買い越し、買越額は313億円と前週の3041億円から大幅に縮小した。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経225先物、TOPIX先物、ミニ日経225先物、ミニTOPIX先物、日経225マイクロの合計で2週ぶりに買い越した。買越額は243億円だった。現物と先物の合算では4週ぶりに買い越し、買越額は557億円だった。 　日経平均が2週ぶりに大幅反落する中、証券会社の自己売買と投資信託が売り越す一方、個人投資家と海外投資家は買い越した。 　■投資部門別売買代金差額 (7月3日～7日) 　　東証・名証２市場の内国普通株式市場の合計［総合証券ベース（全51社）］ 　　※単位：億円（億円未満切り捨て）　▲は売り越し 　　　　 　 海外投資家　信託銀行　個人合計 [　　現金　　信用 ]　日経平均 ( 前週比 ) 7月 ――― 　　第1週　 　　　 313　　 ▲386　　 3,687 [　　 858　 2,828 ]　32,388円 ( -800 円) 6月 ――― 　　第4週　 　　 3,041　 ▲1,331　 ▲1,027 [ ▲1,745　　 718 ]　33,189円 ( +407 円) 　　第3週　 　 ▲3,604　 ▲4,074　　 3,446 [　　 305　 3,141 ]　32,781円 ( -924 円) 　　第2週　 　　 6,414　　 ▲821　 ▲5,777 [ ▲6,351　　 573 ]　33,706円 ( +1440 円) 　　第1週　 　　 9,854　　 ▲535　 ▲4,819 [ ▲4,998　　 179 ]　32,265円 ( +740 円) 5月 ――― 　　第5週　 　　 5,352　 ▲7,344　　　 388 [ ▲1,095　 1,484 ]　31,524円 ( +607 円) 　　第4週　 　　 3,816　 ▲2,421　　 ▲442 [ ▲1,922　 1,479 ]　30,916円 ( +107 円) 　　第3週　 　　 7,476　　 ▲936　 ▲9,273 [ ▲8,124 ▲1,149 ]　30,808円 ( +1420 円) 　　第2週　 　　 5,658　 ▲1,473　 ▲3,054 [ ▲3,310　　 255 ]　29,388円 ( +230 円) 　　第1週　 　　 1,602　　 ▲346　 ▲2,815 [ ▲2,247　 ▲567 ]　29,157円 ( +301 円) 4月 ――― 　　第4週　 　　 1,458　　 ▲994　 ▲1,049 [ ▲1,872　　 823 ]　28,856円 ( +292 円) 　　第3週　 　　 2,760　　 ▲622　 ▲2,577 [ ▲2,953　　 376 ]　28,564円 ( +70 円) 　　第2週　 　　10,494　 ▲2,170　 ▲4,230 [ ▲3,430　 ▲799 ]　28,493円 ( +975 円) 　　第1週　 　　 6,796　 ▲4,032　　 2,103 [　 ▲313　 2,416 ]　27,518円 ( -523 円) 3月 ――― 　　第5週　 　　　　70　　 ▲180　 ▲2,720 [ ▲1,661 ▲1,058 ]　28,041円 ( +656 円) 　　第4週　 　 ▲4,617　　　 205　　 2,217 [　 1,145　 1,071 ]　27,385円 ( +51 円) 　　第3週　 　 ▲5,686　 ▲2,022　　 7,542 [　 4,820　 2,722 ]　27,333円 ( -810 円) 　　第2週　 　▲11,275　 ▲1,493　 ▲2,008 [ ▲2,463　　 454 ]　28,143円 ( +216 円) 　　第1週　 　　 ▲994　　 ▲515　 ▲2,082 [ ▲2,516　　 434 ]　27,927円 ( +473 円) ※「信託銀行」は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の売買動向を映すとされる部門。「個人・現金」は個人投資家による現物取引の売買動向、「個人・信用」は個人投資家による信用取引の売買動向。 ※日銀が金融緩和策の一環として実施しているETF(上場投資信託)の買い入れは、ETFを組成する証券会社の自己売買部門を通じて買い入れているとみられる。 株探ニュース

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