みんかぶニュース 市況・概況
東京株式(大引け)=475円高、欧米株高受け大きく買い戻される展開に
配信日時:2023/07/13 15:47
配信元:MINKABU
13日の東京株式市場は、久々にリスク選好の流れが強まり、日経平均は大幅高で切り返した。上げ幅は一時500円を超える場面があった。
大引けの日経平均株価は前営業日比475円40銭高の3万2419円33銭と大幅反発。プライム市場の売買高概算は11億9918万株、売買代金概算は3兆2828億円。値上がり銘柄数は1089、対して値下がり銘柄数は668、変わらずは78銘柄だった。
きょうの東京市場は終始買いが優勢の地合いで、日経平均は朝方こそいったん値を消す場面があったものの、その後は一貫して上値を追う展開となった。後場に入ると一段高で500円超の上昇をみせ、3万2000円台半ばまで水準を切り上げた。前日の欧州株市場が全面高だったほか、米国株市場でも発表された6月の米消費者物価指数(CPI)が市場コンセンサスを下回ったことから、FRBによる金融引き締め長期化への警戒感が後退、ハイテク株を中心に投資資金が流入した。これを受けて東京市場でも半導体関連をはじめハイテク系グロース株に買いが集まり、先物主導のインデックス買いも加わって全体を押し上げた。外国為替市場で急速に進む円高は警戒されたが、朝方に1ドル=138円台前半まで突っ込んだ後はドルが買い戻され、円安方向に押し戻されたことで、セントメントが改善した。
個別では、レーザーテック<6920.T>、ソシオネクスト<6526.T>、アドバンテスト<6857.T>、東京エレクトロン<8035.T>など半導体主力株が商いを伴い大きく買われた。ソフトバンクグループ<9984.T>も物色人気。ソニーグループ<6758.T>が値を上げ、キーエンス<6861.T>も上昇。三菱商事<8058.T>、リクルートホールディングス<6098.T>なども切り返した。第一三共<4568.T>、エーザイ<4523.T>が買い優勢だったほか、サイゼリヤ<7581.T>、三協立山<5932.T>が出来高を膨らませ急騰。アトラエ<6194.T>も高い。
半面、川崎汽船<9107.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などが利益確定売りで冴えず、ローソン<2651.T>、良品計画<7453.T>などは急騰の反動で値を大きく下げた。インターアクション<7725.T>、トレジャー・ファクトリー<3093.T>、TSIホールディングス<3608.T>はいずれも急落。東洋エンジニアリング<6330.T>、ゲオホールディングス<2681.T>も安い。
出所:MINKABU PRESS
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