１２日の米株式市場の概況、米６月ＣＰＩ好感しＮＹダウは８６ドル高

　１２日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比８６．０１ドル高の３万４３４７．４３ドルと３日続伸した。 　 　米６月消費者物価指数（ＣＰＩ）が市場予想を下回り、長期金利が低下したことを受けＮＹダウ、ナスダック指数が上昇。ハイテク株を中心に買いが流入した。米６月ＣＰＩは、前年同月比３．０％上昇と市場予想（３．１％）を下回った。５月の４．０％上昇から大幅に低下した。食品とエネルギーを除くコア指数でも上昇率は鈍化した。米金融引き締め長期化観測が後退したことが好感され、ＮＹダウは一時３００ドル超上昇した。ただ、引けにかけ上昇幅は縮小した。ナスダック指数は、昨年４月以来の水準に値を上げた。テスラ＜TSLA＞やアップル＜AAPL＞、アマゾン＜AMZN＞、メタ・プラットフォームズ＜META＞が高く、エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞が上昇した。ネットフリックス＜NFLX＞やホーム・デポ＜HD＞、ウォルト・ディズニー＜DIS＞も堅調だった。半面、ユナイテッドヘルス＜UNH＞やジョンソン・エンド・ジョンソン＜JNJ＞、ＣＶＳヘルス＜CVS＞などヘルスケア株が安く、ペプシコ＜PEP＞やベライゾン・コミュニケーションズ＜VZ＞が値を下げた。 　ナスダック総合株価指数は１５８．２６４ポイント高の１万３９１８．９６３と３日続伸した。 出所：MINKABU PRESS

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