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午後:債券サマリー 先物は大幅反落、日銀YCC修正観測で長期金利0.475%に上昇
配信日時:2023/07/12 15:31
配信元:MINKABU
12日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅反落した。今月27~28日の日銀の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)が修正され、国内金利に上昇(債券価格に下落)圧力が掛かることを警戒した売りが膨らんだ。13日に財務省による20年債入札が控えるなか、事前調整目的の売りも加わった。
YCCの修正観測を背景に、円高・株安が進行しても債券売りの流れとなった。日銀は12日午後、「生活意識に関するアンケート調査」の結果を公表。このなかで、1年後の物価が上がるとした回答者の割合は86.3%と、前回の3月調査(85.7%)から上昇した。1年後の物価の変化見通しは、平均値がプラス10.5%(前回プラス11.1%)、中央値は前回と同じプラス10.0%となった。家計のインフレ期待が高止まりした状況が続いたことが明らかとなり、YCCの修正への思惑を継続させる方向に作用したようだ。
20年債入札を前に、比較的高い利回りでの落札を望む金融機関の存在が見込まれ、先物には売り圧力が強まりやすかった。前日の米国市場で長期金利は4%を下回る水準に低下(価格は上昇)したものの、円債市場では外部要因を手掛かりに買い向かう姿勢は限られた。
先物9月限は前営業日比33銭安の147円41銭で取引を終えた。午前中に一時147円23銭まで下落した。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は前営業日比0.025%上昇の0.475%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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