１１日の米株式市場の概況、ＣＰＩ鈍化への期待でＮＹダウは３１７ドル高

　１１日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比３１７．０２ドル高の３万４２６１．４２ドルと続伸した。 　 　１２日に発表される米６月消費者物価指数（ＣＰＩ）に対して、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが鈍化するとの期待が浮上し、ＮＹダウ、ナスダック指数は上昇した。６月ＣＰＩのコア指数は前月比で５月の０．４％上昇が０．３％上昇にとどまると予想されている。このなか、景気敏感株などが買われた。テスラ＜TSLA＞やメタ・プラットフォームズ＜META＞が値を上げ、ボーイング＜BA＞やキャタピラー＜CAT＞、スリーエム＜MMM＞が買われた。マイクロソフト＜MSFT＞が裁判に勝訴し、同社による買収計画が前進するとの観測からアクティビジョン・ブリザード＜ATVI＞が急伸。今週末から決算発表を予定しているＪＰモルガン＜JPM＞やバンカメ＜BAC＞など銀行株が高い。半面、アップル＜AAPL＞やネットフリックス＜NFLX＞が安く、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞が軟調。ユナイテッドヘルス＜UNH＞やジョンソン・エンド・ジョンソン＜JNJ＞が値を下げた。 　ナスダック総合株価指数は、７５．２１８ポイント高の１万３７６０．６９９と続伸した。 出所：MINKABU PRESS

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