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午後:債券サマリー 先物は反発、5年債入札結果は良好

配信日時:2023/07/11 15:28 配信元:MINKABU
 11日の債券市場で、先物中心限月9月限は4営業日ぶりに反発。米長期金利の上昇が一服したことや、この日に実施された5年債入札が良好な結果となったことが支援材料となった。  10日の米長期債相場は5営業日ぶりに反発(金利は低下)。12日に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、持ち高調整の買いなどが入ったようだ。これを受けた東京市場の債券先物は、前日まで大きく値を下げていた反動もあって堅調にスタート。この日の時間外取引で米長期金利が節目の4%を下回って推移していたことも追い風となった。午後に入り、財務省が実施した5年債入札の結果が明らかになると先物は一時147円83銭まで上げ幅を拡大。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)がゼロ銭と前回(6月22日)の1銭から縮小し、応札倍率が4.68倍と前回の3.85倍を上回ったことで需給の底堅さが意識された。ただ、日銀が今月下旬に開く金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の見直しに動くとの思惑が依然としてくすぶっており、買い一巡後は上値が重くなった。  先物9月限の終値は前日比19銭高の147円74銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.450%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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