寄り付き概況

日経平均は244円高でスタート、SUMCOや良品計画などが上昇

配信日時:2023/07/11 09:35 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32434.67;+244.94TOPIX;2256.09;+12.76


[寄り付き概況]

 11日の日経平均は244.94円高の32434.67円と6日ぶり反発して取引を開始した。前日10日の米国株式市場は反発。ダウ平均は209.52ドル高の33944.40ドル、ナスダックは24.76ポイント高の13685.48で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを警戒した売りが先行し、寄り付き後、下落。その後、金利が低下したため買いに転じた。ダウ平均は終日堅調に推移し、終盤にかけて上げ幅を拡大。ハイテクは売り買いが交錯しながらも底堅く推移し、主要株価指数はプラス圏を維持し終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.06%上昇と、ダウ平均(0.62%上昇)やナスダック総合指数
(0.18%上昇)に比べ上昇率が大きかったことが、東京市場で半導体関連株の株価を支える要因となった。また、日経平均は昨日までの5日続落で1500円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=141円20銭台と、昨日15時頃と比べ1円40銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となったが、寄付き段階では買いが先行した。

 セクター別では、精密機器、ゴム製品、サービス業、電気機器、証券商品先物などが値上がり率上位、保険業、電気・ガス業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、SUMCO<3436>、シマノ<7309>、アドバンテスト<6857>、ANYCOLOR<5032>、レーザーテック<6920>、安川電<6506>、良品計画<7453>、ディスコ<6146>、ルネサス<6723>、ニトリHD<9843>、東エレク<8035>、ソシオネクスト<6526>、キヤノン<7751>、OLC<4661>などが上昇。他方、第一三共<4568>、NTT<9432>、東京海上<8766>、トヨタ<7203>、メルカリ<4385>、エーザイ<4523>、デンソー<6902>などが下落している。

<CS>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ