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米外為市場サマリー:日米金利差の縮小で一時141円20銭台に軟化

配信日時:2023/07/11 07:50 配信元:MINKABU
 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=141円31銭前後と前週末に比べ90銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=155円47銭前後と同50銭弱のユーロ安・円高だった。    12日に6月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、持ち高調整の動きなどから米長期金利が低下したことが影響し、日米金利差の縮小を背景としたドル売り・円買いが流入した。また、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が講演で「米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げがなくてもインフレ率が2%目標に戻る極めて単純明快な一連の理由がある」と述べたこともドル売りにつながり、ドル円相場は一時141円28銭まで軟化した。なお、米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が「米金融当局としてインフレを目標に戻すために、あと2回利上げを行う必要が生じる可能性が高い」との見解を示したほか、米クリーブランド連銀のメスター総裁が「インフレ率が確実に2%目標へと低下するよう、さらに幾分か利上げを続ける必要がある」と発言したが、相場の反応は限定的だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1001ドル前後と前週末に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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