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午前:債券サマリー 先物は大幅続落、米債券安と日銀の政策修正思惑が影響

配信日時:2023/07/10 11:49 配信元:MINKABU
 10日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅続落。前週末の米長期債相場が4日続落(金利は上昇)したことに加え、日銀の政策修正思惑から売りが膨らんだ。  7日に発表された6月の米雇用統計で、平均時給の伸び率が前月比0.4%と市場予想(0.3%程度)を上回ったことから、同日の米債券市場では米金融引き締めの長期化観測が一段と強まった。米長期金利は一時4.09%と3月上旬以来の水準に上昇し、これが東京市場の債券相場に影響。7日に日本の厚生労働省が発表した5月の毎月勤労統計で所定内給与が約28年ぶりの伸び幅となったことなどから、日銀が今月下旬に開く金融政策決定会合で政策修正を行う可能性が浮上していることもあり、債券先物は147円63銭まで軟化する場面があった。なお、日銀は午前10時過ぎに定例の国債買いオペを通知した。  午前11時の先物9月限の終値は、前週末比47銭安の147円65銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.025%上昇の0.460%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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