寄り付き概況

日経平均は5円高でスタート、ソシオネクストや三菱商事などが上昇

配信日時:2023/07/10 09:33 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32393.46;+5.04TOPIX;2255.85;+0.95


[寄り付き概況]

 7月10日の日経平均は前週末比5.04円高の32393.46円とわずかながら反発でスタート。7日の米国市場でダウ平均は187.38ドル安の33734.88ドル、ナスダックは18.33ポイント安の13660.72で取引を終了。追加利上げを警戒した売りが続き、寄り付き後下落。その後、6月雇用統計で雇用者数の伸びが予想以上に鈍化したためピーク金利に近づいたとの見方からいったん下げ止まった。また、金利先高観の後退でハイテクがけん引しいったんプラス圏を回復。しかし、追加利上げ観測が変わらず長期金利も上昇に転じたため終盤にかけて売りが再開、ダウ平均は下げ幅を拡大して終了した。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比35円高の32465円。本日の日経平均はわずかに上昇して始まったものの、その後は即座にマイナスに転じ、再びプラス圏に浮上するやや方向感に欠ける展開に。引けにかけてはパッシブ型ETFの決算に伴う分配金捻出のための売り需要が見込まれるなか、積極的な売買は手控えられやすいとの指摘も聞かれている。

 東証プライム市場の売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、アドバンテ<6857>、三菱商事<8058>、楽天グループ<4755>、川崎汽船<9107>などが上昇している一方、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、パナHD<6752>などが小安い。業種別では、鉱業、鉄鋼、卸売などが上昇率上位で推移している。
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