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米外為市場サマリー:米雇用統計を受け一時142円00銭台に軟化

配信日時:2023/07/10 07:54 配信元:MINKABU
 7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円21銭前後と前日に比べ1円85銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=155円94銭前後と同95銭程度のユーロ安・円高だった。    この日に米労働省が発表した6月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比20万9000人増となり、市場予想(22万5000人程度の増加)を下回った。これを受けて米労働需給の逼迫を背景とした米金融引き締めの長期化観測が和らぐなか、ドル円相場は軟調な展開となった。平均時給の伸び率が前月比0.4%と市場予想(0.3%程度)を上回ったことを手掛かりにドルは下げ渋る場面もあったが、一時4.09%をつけた米長期金利の上昇幅が縮小すると再びドル売り・円買いが流入。同日に日本の厚生労働省が発表した5月の毎月勤労統計で所定内給与が約28年ぶりの伸び幅となったことなどから、日銀が今月下旬に開く金融政策決定会合で政策修正を行う可能性が浮上していることもあり、ドル円相場は一時142円07銭と約2週間ぶりのドル安・円高水準をつけた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0967ドル前後と前日に比べて0.0080ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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