後場の寄り付き概況

後場の日経平均は551円安でスタート、新光電工やANYCOLORなどが下落

配信日時:2023/07/06 13:11 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32786.99;-551.71TOPIX;2277.55;-28.48


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比551.71円安の32786.99円と、前引け(32933.19円)から下げ幅を拡大してスタート。ランチタイム中の日経225先物は32650円-32940円のレンジで急落。ドル・円は1ドル=144.10-20円と午前9時頃から30銭ほど円高・ドル安水準。
アジア市況は上海総合指数が下落して始まった後に一時上げに転じたが再び下げに転じ0.3%ほど下落している一方、香港ハンセン指数は下落して始まった後に下げ幅を広げ2.3%ほど下落している。後場の東京市場は、前引けに比べ売りが先行して始まった。今週末からは上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための換金売り需要が発生すると予想されており、引き続き需給悪化が警戒されている。また、ダウ平均先物が軟調なほか、香港ハンセン指数が大幅安となっていることも東京市場の重しとなっているもよう。さらに、外為市場で朝方に比べ円高・ドル安方向に振れていることが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となっているようだ。

 セクターでは、機械、鉄鋼、その他製品が下落率上位となっている一方、鉱業、空運業の2業種が上昇している。東証プライム市場の売買代金上位では、ANYCOLOR<5032>、新光電工<6967>、ルネサス<6723>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、日本製鉄<5401>、イビデン<4062>、ファーストリテ<9983>が下落。ソシオネクスト<6526>は前場に引き続きストップ安売り気配となっている。一方、神戸鋼<5406>、楽天グループ<4755>、東電力HD<9501>、スズキ<7269>、メルカリ<4385>が上昇している。

<CS>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ