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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、需給期待支えに長期金利0.380%に低下

配信日時:2023/07/05 15:21 配信元:MINKABU
 5日の債券市場で、先物中心限月9月限は小幅に続伸した。前日に財務省が実施した10年債入札が順調な結果となり、金利の先高観が後退した。5日の日銀による定例の国債買い入れオペではオファー額が据え置かれた。円債需給を巡る前向きな見方を一段と強め、先物は朝安後に切り返した。  前日の10年債入札では、表面利率が年0.4%に切り下がったが、入札結果は金融機関からの需要の底堅さを裏付ける形となった。5日の円債市場でも、先物に対して引き続き売り込みにくさが意識されるなか、日銀が実施した短期と中期、超長期ゾーン対象の定例の国債買い入れオペは、4本いずれもオファー額が据え置かれ、円債相場の支えとなった。このうち超長期ゾーンの「残存期間10年超25年以下」の応札倍率は前回からやや上昇したものの、市場の反応は限定的だった。  先物は朝方、軟調に推移した。米国市場は独立記念日で休場となった。欧州市場ではECB(欧州中央銀行)の利上げ継続観測を背景に、ドイツの長期債価格が下落(金利は上昇)し、円債相場の重荷となった。  先物9月限は前営業日比3銭高の148円76銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回りは0.380%と、同0.015%低下した。 出所:MINKABU PRESS

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