寄り付き概況

日経平均は257円安でスタート、ファーストリテやパナHDなどが下落

配信日時:2023/07/05 09:28 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33165.06;-257.46TOPIX;2294.76;-11.61


[寄り付き概況]

 5日の日経平均は257.46円安の33165.06円と続落して取引を開始した。前日4日の米株式市場は独立記念日の祝日で休場。欧州株式市場は、英FTSETM100が0.10%安、独DAXが0.26%安、仏CAC40が0.23%安。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、欧州の主要株価指数が小幅ながら下落したことが、東京市場の株価の重しとなった。また、米国で今晩、6月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表され、7日には6月の米雇用統計が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きがあった。さらに、今週末からは上場投資信託(ETF)
運用会社による分配金捻出のための換金売り需要が発生すると予想されており、需給悪化も警戒された。一方、昨日の日経平均が300円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、ブリーチ<9162>が東証グロースに上場した。日本時間10時45分に、6月の財新中国非製造業PMIが発表される。

 セクター別では、精密機器、卸売業、パルプ・紙、機械、証券商品先物などが値下がり率上位、海運業、鉱業、医薬品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、パナHD<6752>、三井物<8031>、リクルートHD<6098>、三菱UFJ<8306>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、日産自<7201>、デンソー<6902>、日立<6501>、三菱商<8058>、伊藤忠<8001>、7&iHD<3382>、KDDI<9433>、ニデック<6594>などが下落。他方、東電力HD<9501>、第一三共<4568>、第一生命HD<8750>、スズキ<7269>、川崎船<9107>、花王<4452>、商船三井<9104>、郵船<9101>、ルネサス<
6723>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、INPEX<1605>などが上昇している。

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