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午後:債券サマリー 先物は反発、10年債入札結果は強め

配信日時:2023/07/04 15:35 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月9月限は3営業日ぶりに反発。10年債入札への警戒感からマイナス圏に沈む場面があったものの、強めの結果が判明すると地合いが好転した。  債券先物は堅調にスタート。米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した6月の米製造業景況感指数が46.0と市場予想に反して前月から低下し、好不況の分かれ目となる50を8カ月連続で下回ったことで、米景気の先行き不透明感が強まったことが国内債の支えとなった。ただ、前日の米債市場は独立記念日の祝日を控えた短縮取引で、きょうは休場となることから様子見ムードが広がりやすく上値は限定的。7月の日銀金融政策決定会合での政策修正思惑がくすぶるなか、財務省が実施する10年債入札が慎重な応札になる可能性があることから午前10時50分過ぎには148円45銭まで下押す場面があった。とはいえ、順調な入札結果が明らかになると、これを好感した買いで一時148円75銭まで上昇。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が2銭と前回(6月1日)の4銭から縮小し、応札倍率が4.02倍と前回の3.69倍を上回ったことで需給の引き締まりが意識された。  先物9月限の終値は前日比20銭高の148円73銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.025%低下の0.375%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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