寄り付き概況

日経平均は241円安でスタート、ダイキンや伊藤忠などが下落

配信日時:2023/07/04 09:41 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33512.26;-241.07TOPIX;2310.67;-10.14


[寄り付き概況]

 4日の日経平均は241.07円安の33512.26円と反落して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は小幅続伸。ダウ平均は10.87ドル高の34418.47ドル、ナスダックは28.85ポイント高の13816.77で取引を終了した。追加利上げ懸念がくすぶり、ダウ平均は一時下落。一方、6月ISM製造業景況指数が3年ぶりの低水準に落ち込むと連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が緩和し、金利先高観の後退で買い戻され、ダウは再び上昇に転じた。独立記念日祭日の前日の短縮取引で動意に乏しいなか主要株価指数はプラス圏を維持して終了した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。東京市場は高値警戒感が継続している中、日経平均が昨日500円を超す上げとなったこともあり、利益確定売りが出やすかった。
また、今月は、決算を迎える上場投資信託(ETF)運用会社による分配金捻出のための換金売り需要が発生すると予想されており、需給悪化懸念から積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が小幅ながら上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の日経平均が終日底堅く推移し、終値ベースでの年初来高値を更新したことから、相場の先高観がさらに強まったとの指摘もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、AeroEdge<7409>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、医薬品、卸売業、機械、電気機器、化学などが値下がり率上位、海運業、銀行業、保険業、非鉄金属、輸送用機器などが値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、ダイキン<6367>、伊藤忠<8001>、住友商<8053>、安川電<6506>、第一三共<4568>、富士通<6702>、ソシオネクスト<6526>、コマツ<6301>、ファナック<6954>、信越化<4063>、三井物<8031>、丸紅<8002>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>などが下落。他方、川崎船<9107>、みずほ<8411>、三井住友<8316>、楽天グループ<4755>、郵船<9101>、商船三井<9104>、日産自<7201>などが上昇している。

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