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午後:債券サマリー 先物は続落、10年債入札控え値を消す

配信日時:2023/07/03 16:08 配信元:MINKABU
 3日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。午前は堅調な展開だったが、財務省があす実施する10年債入札への警戒感から徐々に売りが優勢となった。  債券先物は午前10時30分過ぎに148円69銭まで上伸する場面があった。6月30日に米商務省が発表した5月の個人消費支出(PCE)物価指数で、変動の大きいエネルギーと食品を除くコア指数の伸び率が前年同月比4.6%と市場予想(4.7%)を下回り、米追加利上げ観測がやや後退するなか、米長期金利の上昇が一服したことが国内債の買い手掛かりとなったもよう。また、日銀が前週末の夕方に発表した7~9月期の国債買い入れ方針で、1回あたりのオファー額が4~6月期から据え置かれたことも安心感につながったようだ。ただ、午後に入ると4日の10年債入札を控えて神経質な展開となり、持ち高調整の売りに押されるかたちで午後1時50分過ぎには148円50銭まで下押す場面があった。  先物9月限の終値は前週末比2銭安の148円53銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.005%上昇の0.400%で推移。一時0.405%と6月16日以来、2週間ぶりの水準をつける場面があった。 出所:MINKABU PRESS

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