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午前:債券サマリー 先物は反落、米利上げ長期化観測で長期金利0.390%に上昇

配信日時:2023/06/30 11:18 配信元:MINKABU
 30日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反落した。堅調な米経済指標を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ長期化観測が強まった。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利は上昇)した流れを引き継いだ。  米国の23年1~3月期の国内総生産(GDP)の確定値は、実質ベースの年率換算で前期比プラス2.0%となった。これまでのプラス1.3%から上方改定され、米景気に対する前向きな見方が広がった。  日銀は30日、定例の国債買い入れオペを通告した。「残存期間3年超5年以下」と「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」、「同25年超」、物価連動債の5本。オファー額は前回から据え置かれ、債券需給を巡る安心感をもたらした。  6月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)も同日、発表された。生鮮食品を除く総合(コアCPI)は前年比3.2%上昇となった。市場予想を下回ったものの、CPIを手掛かりとしてポジションを構築する投資家の姿勢は限られた。  先物9月限は前営業日比13銭安の148円53銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.010%高い0.390%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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