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米外為市場サマリー:日米金融政策の違いが意識され一時144円60銭台に上昇

配信日時:2023/06/29 07:45 配信元:MINKABU
 28日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円48銭前後と前日に比べ40銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=157円67銭前後と同20銭強のユーロ安・円高だった。    欧州中央銀行(ECB)主催の国際金融会議「ECBフォーラム」の討論会で28日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は「大半のFRB当局者が年内あと2回の利上げを見込んでいる」「今後の会合での連続利上げの可能性を排除しない」などと発言。一方、日銀の植田和男総裁は政策を据え置いている理由について「基調的なインフレ率は依然として2%をやや下回っているとわれわれは考えている」と述べたことで、日米金融政策の方向性の違いを意識したドル買い・円売りが優勢だった。ただ、急ピッチな円安の進行に対して日本の通貨当局による介入警戒感もあり、ドル円相場は一時144円62銭まで上伸したあとは上値が重くなった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0913ドル前後と前日に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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